間口の狭い土地に3階建て住宅を新築|スキップフロアを活用して広い居住空間を確保

大阪市西淀川区のJR東西線「御幣島駅」から徒歩数分のところにある準工業地域のエリアに3階建ての新築戸建てを建築しました。インダストリアルなデザインを採用し、準工業地域に溶け込む外観に仕上げました。

【狭小地】間口の狭い土地に3階建てを新築|スキップフロアを活用して広い空間を確保

室内はモダンな雰囲気に統一し、落ち着いた空間を演出。リビングとダイニングの間の耐力壁は、敢えて筋交いをむき出しにすることでカッコよさをプラスしています。

南側の隣地は建物等の障害物がないため、明るい日差しが差し込むようリビングは南側に配置。3階洋室にはロフトを設けて居住空間を広げています。スキップフロアやロフトを用いることで、限られた土地面積でも広く感じられるよう工夫しました。

  • エリア:大阪府大阪市
  • 建築費:約2700万円
  • 土地面積:51.24㎡
  • 建物面積:94.05㎡
  • 建ぺい率:70%
  • 容積率:200%

事例概要

土地の仕入れ、建物のプランニングを担当し、提携企業にて建売住宅を建築しました。元々は隣地の建物と繋がっているテラスハウスが建てられていましたが、建物を切り離して解体して3階建ての新築戸建てを建築しました。間口が細く土地面積も限られていたため、スキップフロアを採用してフロアごとの高さに違いを持たせることで室内に開放感を与えることが出来ました。屋根には6kwの太陽光発電システムを搭載した高気密高断熱のZEH住宅です。また、耐震等級も最高の等級3を取得し、制震ダンパーを設置しています。

担当者の声

土地面積が約51㎡と小さめの土地だったことに加え、土地間口が約3.8mしかない狭小地だったため、とにかく間取りを考えるのに苦労しました。一般的な3階建ては、トイレは1階と2階に配置することが多いですが、2階にトイレを配置するとリビングが狭くなってしまうため、3階にトイレを配置することにしましたが、そうするとトイレの下水配管の引き回し位置をどうするか等で色々と悩みました。また、通常のフラットフロアでは面白みがないと思い、スキップフロアを採用することにしました。構造計算や施工方法がフラットフロアと比べて複雑になるため、全体的に長く時間がかかってしまいましたが、何とか無事に竣工することが出来ました。

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